「五人百姓の会」は今年で20周年を迎えました。20年前、福島在住(茅ヶ崎から転居)のH氏(ジジババin福島)から声をかけて戴き長野県の北佐久郡望月町(その後佐久市と合併)の長者ケ原の有機農家の畑をお借りして大豆栽培がスタート、その大豆を収穫して信州味噌仕込みに挑戦すること17年も畑通いをしました。18年目から山梨県の韮崎に転居したA氏の地域が拠点となって甲州味噌作りをしている。甲州味噌は今年で3年目ですが「五人百姓の会」はジジ・ババが顧問となり、入れ替わりに東京在住のF氏が加わり、めでたく20周年となりました。
朝、20年目の味噌仕込みへ出発です。
甲州市にある「農の駅」の加工製品施設です
前日にA氏によって大豆の洗浄と水を浸ける作業がありました。
「五人百姓の会」のジジ・ババに代わって新リーダーとなったA氏夫人を中心に作業の打ちわせと準備が始まる
この釜が優れ物で20㌔の大豆を約50分で煮え終えることが出来ます。効率の良い作業が可能となりました。
20㌔の大豆を3回、この釜で煮ます。合わせて60㌔の大豆と5㌔の大豆は隣りの小部屋の小さめの釜で並行しての作業となりました。
煮えた大豆を電動ミンチにかけます。
ミンチしたた大豆は一旦、麹と塩と混ぜる前に冷やします。
「農の駅」指定の麹業者から入手した奇麗な麹です。
この器械も作業を飛躍的に効率良くしてくれた。ミンチした大豆、麹、塩を攪拌します。
20年も使用している味噌樽です。まさに日本の伝統的な文化財と言っても良いのではないでしょうか。まだまだ現役です。
簡単な玉状態にして空気を抜くようにして樽へ。
仕上がりがとても奇麗です。全部で6樽と小さな樽はA氏の倉庫へ今年の晩秋まで寝かせます。
韮崎は桜が満開となっておりました。A氏の庭には福島のジジ・ババの愛犬の櫂君(昨年の秋に亡くなった)のお墓があり、周りはチューリップが咲き始めたところ、特にお墓のところはいち早く咲いてます。
韮崎のA氏夫妻、東京のF氏夫妻、横浜のS氏夫妻、そして福島のジジ・ババを加えての「五人百姓の会」は21年目に向かって繋がってます。