2012年2月21日火曜日

真壁のひなまつり

茨城県桜川市「真壁のひなまつり」に行ってきました。もともとここ真壁町には歴史的な建物が数多く残っていて、訪れる見学者が多かったという。
今から10年前に、有志21軒が折角観に来てくれるのだから「おひなさま」を飾っておもてなしをしたのが始まりで、今や160軒の家で「おひなさま」を飾る、町のイベントとして定着したという。
民間の家だったり、商家だったりそれは様々で飽きない。

昨年の3月の震災で、ここ真壁の歴史的な建物が大きく被災し、開催が危ぶまれたがファンの方々の励ましと問い合わせに開催することが出来たという。

2月4日から始まり3月3日がフィナーレとなる。来町者は年々増え昨年は10万人であったという。我々が訪れたのは日曜日で町中は人々で溢れていた。
休憩する場所を至る所に配し、無料のお茶や甘酒を振る舞ってくれる。全国でいろんな町おこし運動を目にするが、歴史的な遺産に文化的なイヴェントを取り込んだこの「ひなまつり」はまだ10年というが、100年を越える歴史的建物と同じ時の経過を感じるイヴェントのようだ。まさに忘れかけている日本の「おもてなしの文化」であった。

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2012年2月14日火曜日

福井良之助


せんたあ画廊2月の常設展は「素描にみる福井良之助の舞妓と冬景色」展
福井良之助(1923-1986)は孔版画で活躍、海外でも知られるようになったが、油彩へ転向する。日本画のような繊細な線画が特徴であり、セピアの色彩を好んで多用する。人物、静物、風景と多彩な仕事をしていた。

婦人像の中でも特に舞妓像は特徴的である。今展は本画の下絵とも言える素描を15点展示した。
 
 

風景作品の中で特に冬景色は福井良之助の持つ抒情的な心象が良く現れている。






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