2010年12月7日火曜日

開高 健とトリス


茅ヶ崎市立美術館で開高 健・生誕80年記念展「開高 健とトリスな時代」が開催されている。
昨日(5日)併設企画として茅ヶ崎市コミュニティーホールにてトークショウが催され柳原良平氏に同行させてもらった。
天野祐吉氏と柳原良平氏とのトークショウは「開高 健とトリスを語る」だった。柳原良平氏の方が2年先輩だが、お二人ともほとんど同世代、柳原良平氏は広告を創る側であり、天野氏は広告を批評する側で、共に広告の世界で今も大活躍されてる人でもある。


開催30分前、進行の打ち合わせをしているが、2、3の事項を確認するだけの簡単な打ち合わせを済ませ、本番へと進んでいく。


寿屋(サントリー)の意匠課に入社したのは開高 健氏が先で2ケ月遅れで柳原氏が入社したのである。開高 健氏が文章(コピー)を担当、柳原良平氏がイラストを担当し、それからは伝説的なコマーシャルを次から次へと連発し、ヒットさせてきたのである。
それは小冊子「洋酒天国」に代表されるようなユニークさと広告のコピーの発想と絵創りがユーニークであり、会社も自由に仕事をさせてくれたこと等、柳原良平氏の口から当時の様子を語ったのが面白く印象的に感じる。
柳原氏と天野氏2時間余りのトークショウはサントリーだけでなく日本の広告の世界がこの時代から大きく変わっていった正にその源を知った有意義な時間でもあった。このトークショウを聞かれた方々は大いに得した気分になったのではなかろうか。

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