矢澤健太郎は新制作協会の若手会員として今、注目されている画家である。東京芸大を卒業し一貫して新制作へ出品を続けていた。
鎌倉の極楽寺に居住する矢澤さんは家の周りを時として絵にしてしまうのだ。
ここで紹介している作品はいずれも小品で、題材は鎌倉である。普通では見逃すであろう景色や動物を視点に捉え見事に表現している。
新制作展などへの作品の出品は150号を越える大作であるが、テーマは神話のようだ。大作になればなるほど複雑な題材が画面いっぱいに表現されて鑑賞する者にとっては若干疲れるのであるが、このような小品はとても気持の良い作品に仕上がっているのである。見ていて思わず笑ったりする楽しさが存在する。
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